今の治療

治療方法は進化している

うつ病は、啓発などの増加によって近年よく知られるようになった病気です。この病気を治療する方法はたくさんありますが、それは年々進化を遂げています。 うつ病の治療の柱となるのは、投薬と休養です。 うつ病で医療機関を受診するとまず、十分な休養をとるよう勧められます。以前は学校や会社での理解が浅く、行くか辞めるかといったように休むという選択肢がありませんでした。しかし、最近はうつ病での休学や休職について寛容なところが増えています。 十分な休養をとれる環境を確保したら、次に必要なのは抗うつ剤の投薬治療です。うつ病の薬の研究開発も年々進められており、今は副作用の少ないSSRIとよばれる薬や医療費の負担の少ないジェネリック医薬品も多くあるため、治療の選択肢が広がっています。 加えて、カウンセリングによる心理療法をとることもあります。これは、臨床心理士のもとで自分のこころのあり方を見つめ直し、考え方を変えていく治療法です。医師によって効果的と判断された場合は、積極的に活用するといいでしょう。

これからうつ病はどう治していくか

現在、うつ病治療についてはさらなる開発が進められています。血液検査によって病気の早期発見を目指す取り組みや、画期的な薬を探す取り組みもあります。これからの治療には、さらに選択肢が増えてくると考えられます。 しかし、うつ病を治療するうえでもっとも大切なのは、病気になった経緯や原因を探り、それを解消することです。何もわからないまま薬を飲み続けたり、新しい治療ばかりを探すことは必ずしも効果的とはいえないでしょう。 そのためにも、専門家の判断をあおぐことが重要です。医師や臨床心理士は、こころを扱うプロです。何か気になるところがあったら相談することで、どのようにしていくべきかが見えてきます。 治療方法がどんどん進化しても、今後も根本的な考え方は変わらずあり続けるのです。